さかだち雑記
「雑記」カテゴリをつくった。
もっとどうでもいいことたくさん書きたい。
真夏の日曜日、よっぱらい族が昼間からワインを抱えてやってきて、久しぶりに吐くまで飲んだ。
そして反省をしたお話。
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うちにやってくるお客さんのほとんどは細君の友人方だが(kazooは友達が少ない)、近年は当然のことお酒が飲めない身となっていた細君の付き合いはもっぱらママトモ族、あるいはプレママ族との慎ましくも神聖なお茶会がメインとなっていたので、純然たるよっぱらい族の襲来は懐かしい感じがした。(一部には酔っ払い兼ママも存在する)
そういえば細君は、断乳後に最初に飲むのは極上の日本酒と決めているそうで、その日を心待ちにしている。
わいわいと飲む。
娘は、どうやら来客のたびになのだが、いつもは1人でバウンサーなどに置いておくと2〜30分もすれば泣き出してしまうはずが、多人数がわいわいと喋っている中だと、何故かじっと大人しくしていてくれる。とくに誰かがあやしているわけでもないのだが、賑やかなのが好きなのだろうか?
そしてやはり酒好き両親の娘は酒好きになるだろうか。
ベタな話だが、20年後に娘と酌み交わす予定の梅酒は仕込み済みである。
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わいわいと飲む。
よっぱらい族は総じてインプットに貪欲だと思う。そして話が上手いので、つねに盛り上がる。
まだたった2ヶ月の子育て生活なのに、いつものような仕事や芸術や旅の話は少しだけ遠いものになった気もした。
「よっぱらったおー」「おー」「おっおー」
よっぱらい族の多くは明晰であるが、その持続時間は短い。
今日はこれくらい、と用意していたビールはあっさりと尽きてしまい、でぼでぼと麦茶のように注がれるワインを実に楽しく飲んでしまい、夕刻には無惨に轟沈した。
よっぱらい族はそれぞれ付き添いに引きずられて帰ったり、パートナーが迎えに来たり、あるいはけろりと帰ったりしたらしいが、そのあたりの記憶は残存しない。
そして夜中、細君が娘の授乳に起きる頃、自分はトイレで残り少ないHPゲージを赤色にしていた。
猛省した。
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酒で失敗をするのは酒に弱い人ではなく、中途半端に強い人である。自分のような。
家飲みはある意味で安全、ある意味で危険。
朝方に近い夜中、少し復活したのでぬるい風呂に浸かった。
死について少し考えた。
いやーこれ同じこと何回やったら死ぬのかなーさすがに今ちょっと死ねないなー。と、思った。
風呂を出て、また吐いた。
自分の場合、吐くものが無くなっても吐き気が続く傾向があるのでこれには毎度、参る。
あと、なんだか知らないが、吐く時に緊張するらしいお尻あたりの筋肉がその後猛烈に痛くなり、床に這いつくばって犬に泣きついていた。犬は多少慰めてくれたが迷惑そうだった。夜の散歩もサボったくせに何やってんだ、という目をしていた。
運動不足もあるのだろうか。 優しい妻は、その傷む尻を夜中に長時間揉んでくれた。
猛省した。
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そんなわけで、ほんのりと酒断ちを宣言してみた。
どうせ無理だからいいよ、と細君に言われつつも。
晩酌は控えよう、歓送会はしかたない、というレベルでありつつも。。
20年後の梅酒のためにも、お酒との距離感をもう一度見直してみようと(何回目?)。